罰の話

「何で切るの?」
「痛いから」
「痛いのが好きなの?」
「きらい」
「なら、どうして・・・?」
「此れは罰なのよ」
「罰?」
「今日も私が生きていることへの罰」
「やめられないの?」
「やめたら私に罰が与えられないもの。罰が与えられないと許されない」
「何が?」
「生きていることよ。
 ...嗚呼、私、まだ生きていたいんだわ...」