2008-01-01から1ヶ月間の記事一覧

黙れホントに

そうか、最低ってのは私のためにある言葉だったのか、と思ったけれど私のための言葉など用意されているはずもなく、とりあえず、――ほうがいいよ俺マジで。

メィ(羊?)

「うるさい黙れ!」と怒鳴りたくなる。けれどそれは、あまりにも頻繁に起こることだから、いまさら怒鳴る気にはなれない。怒鳴るタイミングを逃し続けているのかもしれない。あるいは、怒鳴ることの無意味さを、僕は知ってしまったのかもしれない。 飼い犬が…

僕は笑う 楽しいから? 哀しいから? 楽しいのだという主張 哀しみの裏返し なんだっていいんだ 好きにしてくれ 泣きたくないから笑うだけ それだってただの詭弁だ 残ってないよもう何も ジャンプしても 逆立ちしてもさ でもアンタ 信じないだろう 言葉なん…

キレハシ

「人殺しのくせに」と言われたのでソイツを箱にいれて粉砕したら芸術的なオブジェが完成。しかし芸術とは時に滑稽なもので、だからかどうかは知らないけれど僕はすこし、いやカナリ、笑った。そんな夢をみていたのは起きてる時だったか寝てる時だったか、も…

雪の降らない朝に

学友が「ギター貸してください」と言ってきたので、大学までギターを輸送。ギターなんて滅多に持ち歩かない私は、まだあまり馴れていない人と会話をする時の言葉選びみたいに、ギターの置き場所選びに苦労する。 乗ったバスは通路の狭い、ふたり掛け席の多い…

犬は啼いた

さむい冬の夜に犬は啼いた。「わん」でもなく「おんおん」でもなく「アオーン」でもない。しかし啼いた。空にはオリオンの三ツ星が輝いていたかもしれないし、向かいの家では植木に巻き付けられた電球がチカチカしていたかもしれない。けれど、犬の眼に映っ…