死にがいの話

生きがいばかりを探すから、
見つけられずに挫折する。


「此れを成し遂げるためならば、命を捨てても惜しくない」
「其れを守るためならば、この身が果てても構わない」
「此処でなら、死んでもいい」


そう思える瞬間を探して、
何のために死ぬのかを探して、
毎日を生きていく。


其の時が来たら、さくらのように散るけれど、
儚いばかりじゃないだろう。


なかなか格好良いじゃないか。