時よ止まれ

 あーあ、今日は早く寝るつもりだったのに。3日連続で働き終えて、帰りは坂道を延々30分、自転車こぎ続けて帰ってきたんだ。その上明日は週に二日の早起き日。7時起きだゼ、7時起き! 別に早く寝たいワケじゃない。でもな、早く寝ないと明日起きられないからさ。遅刻したくないんだよ。せっかくレポート書いたんだから。レポートってのは、提出するために書くもんなんだ。分かるだろ、全国の学生諸君?
 でもな、人間ってのは、それぞれの人生を生きているんだよ。他人の都合なんてお構いなしなことだって、そりゃあ、ある。確かに、あるよ。分かる。仕方ない。俺だってそうだ。迷惑も掛けてると思う。申し訳ない。が、今日じゃなくても、良かったよな? 今日じゃなきゃいけないコトでは、無かったな? そうだな? うん、そうだ。
 というかそもそも、何かあったんだろうか。何もなかったのかも知れない。強いて言うなら、俺が少し、物理的に疲れていただけ。だからちょっと神経が過敏になって、たまたまスイッチが入っちまったんだ。ということは、精神と物体には相互作用があるってことか? どうするデカルト。いや、何を言ってんだ俺は。これは物心二元論とは違う。
 元々そんなこととは全く関係なく、完全なる気まぐれだったとも言える。誰のって、カミサマの。それをヒトのせいにするのは、やっぱり良くない。したくない。でも、カミサマのせいにしちゃってんだよね。狡い生き方してんなあ。
 まあ、なんだ。勢いでキーボートカシャカシャ言わせちまったけど、きっと俺の言ってることなんて、ほとんど伝わりやしないだろうな、この文章じゃ。つまり、独白。モノローグ。ひとりごと。
 結局何を言いたかったのかってぇと、ちょっとしたひと言がキッカケ、だったのかどうかは定かじゃないが、眠れなくなっちまった、ってことなんだ。明日は7時起きだってのにさ。いやホント、参ったね、これは。