とりあえずメモの続きのメモ

 どうやら私は生き延びたようです。何の感慨も安堵感も喪失感もなく、昨日が終わって今日がやって来て、おそらく明日もやって来るのだろうというように、私は8月31日の朝を迎えました。
 タバコを1.5箱吸い、DrPepperを飲みながらカントリーマアムを2/3個かじった殺人未遂者は、時間ギリギリまで起こさなかった私に「何でもっと早く起こしてくれなかったの!?」と文句を言って、カバンに入らなくなった赤いバスタオルをくれました。私はバスタオルのお礼を言いながら、昨夜絞められた首の痛みを気にしています。仕事中にちゃんと声が出るものかどうかを考えています。バスタオルを除いた荷物を詰め終わったところで、彼は自分が靴下を履いていないことに気がつき、「あぁああもぉお、ふぁああっく!」と呻きながらカバンに手を突っ込んで、その様を笑う私に「ねぇ時間大丈夫? まだ間に合う?」と訊きました。私は「大丈夫です」と笑いました。